カテゴリ:何げない日常
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東京オリンピックの前の旧国立競技場付近にはホームレスが多数いたんです。 ダンボールとブルーシートできちんと小屋を作って割と小綺麗に暮らしていたのよ。 犬の散歩する人達ともフレンドリーに話たり、公園の水道で洗濯したり、食事を作ったりしてたわ。 公園を綺麗に掃除をしてくれていたので、 公園の管理者も追い出そうともしないで 良い関係だったの。 そんな公園に、猫を捨てる人が絶えなかったんだけど、優しいホームレスの人の小屋で飼われてたの。 エサを届ける近所の住人もいて(私も)人と猫が穏やかに暮らしていたのが壊れたのは、東京オリンピックの開催が決まり、解体が始まった頃だわ。 ホームレスが一人も居なくなり、残された猫は20~30匹。 その後、奇特な人に引き取られたり、工事中も世話をしに通うおばちゃんが数人いて何とか生き延びていたのよ。 いよいよオリンピックが始まったら、1匹残らず姿を消しました。 ところが1匹だけ、場所を変えながら生き延びた白黒のハチワレがいたんです。 駅に行く途中のビルでエサと水はもらっていたけど寝床はないのよ。 多分、禁止されてたんでしょうね。 この前、新宿御苑の帰りにそのビルの前まで行くと、布の掛かった箱が置いてあるので、いよいよ寝床を置いてもらったのかと思って覗いたの。 そこに、車から若い女の人が降りて来て 「ここの猫の事を知ってますか?」 「高齢で長い事野良猫だった事」 など、知ってる情報を話したら 「私は動物病院の者ですが、飼いたいという方に捕獲を依頼されたので捕獲機を置いたんですよ」 やった~ と、バンザイをするほど嬉しかったわ。 この当たりは地域猫の活動はないし、エサをあげるだけでも、皆が嫌がる地域なの。 エサもこっそりだったんです。 長い間苦労して生き抜いた猫が、とうとう家猫になれるのよ。 嬉しいじゃありませんか。 動物病院が捕獲をしてくれるなら、健康診断もしてくれるでしょう。 野良とはいえ、人懐っこいからお世話をされて生き抜いたんでしょうから家猫修行すれば幸せになると思うわ。 こんな嬉しい出来事はなかったわ… 寒い冬にお外で生きてる猫ちゃんに 早く春が来る事を願うわ。 ポチっとお願いします♪ n お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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