新型コロナウイルスが流行し始めてから、外食が減った。
2020年は10回程度。
2021年は20回もなかったと思う。
だが、今年2022年は正月早々から外食している。
それは1月2日と3日の2年7か月ぶりの泊まりでの一人旅から始まる。
本当は諸事情で長く会っていなかった友人に声を掛けたかった。
しかし、この時に動くのは私だけではなく、多くの日本での生活者による日本大移動が確実であった。
私一人の旅でさえ、後で母親に伝染させないとはいえないはず。
そこに友人やそのご家族、親族まで巻きこむことは避けたかった。
案の定すぐにウイルスまん延がぶり返すこととなった。
ただ、今年の私は自分の生活を立て直していくためにも、外食や都会への移動、遠出を増やしていこうと思っていた。
必然的に外食も増えて行った。
この4月下旬から5月初めまでの飛び石連休もけっこう外食している。
自分たちの生活を取り戻していかなければならないし。
そんな飛び石連休最終日である5月8日(日) 母の日。
母の日の3つ目のプレゼントとして、夕方のまだ早い時間に母親を回転寿司にお連れした。
空いている予約時間の都合上、いつもの店舗とは違うが、父親が大好きであった某回転寿司チェーン店の予約を取ったのであった。
私が最後に回転寿司を食べたのは一昨年の春節後となった父の出棺の後。
親族を父親が好きであったお店に連れて行った。
(運転は妹の旦那であったが・・・。)
当初は親族の都合もあり、家に一番近い回転寿司店に行ったのだが、なぜか休みであった。
そこで、父親が好きであったところへ行った。
「きっと父親がそこで食べたかったのだろう」とみんなで笑いながら。
それはちょうど新型コロナウイルスが日本でもまん延し始めた頃であった。
その後、甥の引っ越しの折にふたりで外食を2回した後は極力外での食事を避けた。
昨年の7月に母親が、8月に私が2回目の新型コロナウイルスワクチン接種を終えた。
そこで、私自身は昨年の秋ぐらいから少しずつ外で食べるようにしていった。
その理由は注文と支払いのシステムがけっこう変わっているので、それについていくためである。
本日の回転寿司も予約後の入店時も、着席時も様々なことが変わっていることを知った。
母親孝行のついでに、現状を知ることができて良かったと思う。
新型コロナウイルスは我々の暮らしを大きく変えた。
様々な意味で。
それは以降の我々の生活スタイルも変えていくのであろう。
ただ、心配している面もある。
17年前になるか。
中国で日本語教師として働き出したときに出会った日本人責任者の言葉。
私よりけっこう年下ではあったが、誰もが信頼し、尊敬する教師であった。
その彼の言葉は以降の私の生き方に大きな影響を与えている。
「授業のコマを減らすのは簡単。だけど一度減らしたものを増やすことは難しい」
彼は日本人教師、中国人教師すべての授業を割り振っていた。
ただ、学生の数と教師の数で一人当たりのコマ数は変わっていく。
もちろん教師が担当できる内容も関係している。
学生の立場で考えても、教師の立場で考えても、一度減らしたコマ数を元に戻すことは困難なのである。
この考えはどんな職業にいても、常に念頭に置いている。
人についてだけでなく、すべてのことにおいて当てはまるのである。
すべてではないが、業種によっては新型コロナウイルスにより人員が減っている。
しかし、その後我々が普通の暮らしを始めたとき、減った人員は簡単に取り戻せないであろう。
私の持論であるが、なんだかんだ言っても人の数は必要なのである。
そして、資機材以外で一番高いのは人件費。
減った人を増やすと必要経費は簡単に膨れ上がる。
外国語教育の世界でも同じではなかろうか。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12742426298.html
語学教育でも文法とかは作文などの授業はビデオ講義で十分だと思います。
そうですね。おっしゃるように大教室で100人相手というのは感染の面でも、教育の面でも無理だと思います。
また、ビデオ講義も使い方次第でかなり有効だと思っております。
ありがとうごさいました。