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桂文枝MC長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』を豪邸と共に去る

2022-01-09 | 日記
半世紀を超える51年間続いたとは、凄すぎる。
同一MCのギネス世界最長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」を桂文枝が7日、卒業することを発表した。
昨年の1月24、25日と連日、最愛の母・治子(享年99)と真由美夫人(享年67)を亡くして、もうすぐ丸1年。
71年に番組が始まり、翌年に新築した。
大阪・池田の高級住宅地に2人のために建てた白亜の豪邸は、50年を経て、師走に更地になったばかり。
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年齢(78)もあるだろうが、自身の区切りとしたのも、理解できる。
スタート直後、私はお江戸の学生暮らしだった。
なので、番組は熱心に見ることもなかった。
それでも帰阪後は、日曜の昼下がりに見る機会は多かった。
椅子からずり落ちるギャグや、少々色っぽいエピソード。
アシスタントの梓みちよ、片平なぎさ、岡本夏生ら、そして現在の山瀬まみらとのやり取りは絶妙で、笑わせてくれた。
学生結婚だった私は、遠い昔に出演応募したことがある。
ABC放送局でスタッフとの面談。
確か2組づつの面談だったように記憶している。
が、こりゃ、無理だわ、と思った。
破天荒な夫婦ぶりは、とてもかなわない。
「ホンマいかな?」という仰天エピソードが面談から満載だった。
もちろん、不合格。
三枝(当時)とは番組で会うこともなかった。
報知入社後、たびたび、お会いしたが、その話をしたような、してないような…。

横道にそれた。
「体は元気、どこも悪くないけれど、椅子から転げ落ちれなくなった(笑)。この辺が潮時かな。これからは落語ひと筋でやっていく」
上方落語界の重鎮としての決意は涙声だった。
亡くなった真由美夫人は、参院出馬騒動時も、文枝襲名時も「私は落語家の桂三枝と結婚した」と反対した。
夫人の遺志を心に秘めて文枝が落語家として腰を据えた。
同時期に関西のお笑い界を席巻し、昭和ー平成―令和と共に走り続けた落語家・笑福亭仁鶴(享年84)は昨夏、一足先に他界した。
昭和の幕は、かくして徐々に降ろされていく。









2 コメント

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Unknown (wada67miho)
2022-01-08 23:25:50
素晴らしい記事ですね。全く同感です。僕も現役の頃、三枝・文枝は何度も取材しましたが、あの頃の勢いは凄かった。
それが、ここ最近、女性スキャンダルが出たりして、急激に衰えた。老兵は消え去るのみですか⁉️
Unknown (こちウワ男)
2022-01-09 10:40:19
wada67mihoさん、頭のいい人だから、心許す2人が亡くなって1年。区切りに、思うところがあったのでしょう。

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