やさしい芸術論

冬が来たなら、春はそう遠くない

「開運!何でも鑑定団」による知見

2021年01月18日 | 日本美術

以前、テレビ番組の「開運!何でも鑑定団」をたまたま見ていたところ、

ある青年が石を鑑定してもらっていました。

 

その石は「菊花石」(キッカセキ)と呼ばれる石で、

石の中に自然に出来た菊の模様が美しい石との事で初めて知りました。

 

 

また別の日にたまたま同番組を観ていると、

板谷波山さんという日本の陶芸家の作品が出てきました。

 

ぼくは全く陶芸に疎く、あまり興味が無かったのですが、

その淡い色彩の奥床しい美を感じる作品に、

初めて陶芸で感動しました。

 

 

この板谷波山さんは、とても人柄がよい人物で、

日中戦争が起こり、町に戦死者が出てくると、遺族のお宅へ行き、

自作の観音像を故人の名前を入れて贈っていたそうです。

 

 

また故郷の町の80歳以上の高齢者を労り、

鳩杖を製作し、一軒一軒手渡しで渡したとのことです。

 

優れた芸術作品には、技術や努力もさることながら、

目に見えないこころがとても大事なんだなと勝手に納得しました。

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