この演奏会は、マーラーの交響曲第3番が大好きな指揮者、佐伯正則先生が「自分の50歳の誕生日は土曜日である」ということに気付いた(生まれた日も土曜日だったらしい)ことから「自分が50歳を迎えるその日にマーラー交響曲第3番を振ることができないだろうか?」といろんな人に声を掛けたら、どんどん話が進んで実現したものらしいです。
指揮者の佐伯正則先生は、私が中学高校と通った自由学園で吹奏楽を指導してくださっていて、昨年秋の現役学生とOBの合奏の時にも指揮していただきました。また、自由学園の後輩が打楽器で参加していたり、知人がヴィオラやホルンで参加していたりで、これは行かないわけにはいかないと、長野から当直明けで聞きに行きました。
新宿に車を置いて、小田急百貨店建て替え工事中でわけがわからなくなっている新宿駅から京王線に乗り、調布駅に向かいました。そしたらなんと、中学高校の同級生の奥様が同じ電車の同じドアのところに乗っていました。こんな偶然ってある? その同級生にも開演前に会って、演奏会は始まりました。
マーラーの交響曲第3番は実はこれまで真剣に聞いたことがなくて(長いのと、演奏する機会もなかったので)ほとんど予習なしで臨みました。冒頭のホルンの咆吼から「これは気合いが入っているなあ」と思いました。以後はマーラーらしい音の波に揉まれて、気持ちの良い2時間あまりを過ごしました。この曲には詳しくないので、詳しい人のブログを紹介しておきます→<こちら>
アンコールは、急に第1楽章冒頭のホルンが鳴ったと思ったら、そこから「ハッピーバースデー」の歌へ、転調しながら盛り上がって、最後は再び第1楽章の終わりで締めるという「佐伯先生50歳おめでとう!」の構成。完成度も高かったけど、どうやって練習したんだろう?
会場の調布市グリーンホール大ホールは多目的ホールなので、音楽を聞くにはもうちょっと響きがあった方がいいかな。でも思う存分マーラーの3番を楽しめました。素敵な時間を共有させていただいてありがとうございました。
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