こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は「成果を上げるためのトレーニングについての考え方」をシェアしていきたいと思います。

以前にもお伝えしましたが、ベテランで勝ち続けるために、そして一般の若い選手たちとも同じ土俵で戦うために重要なことは、「充実したフィジカルの状態」が必要不可欠です。

ベテラン選手として長くテニスを続けていると技術や経験は間違いなく積みあがっていきますが、筋力や持久力、回復力などの体力の部分は間違いなく低下していきます。

技術は年齢を重ねても積みあがっていくと言いましたが、フットワークや力強いショットなどのシングルスにおける技術的な要素の大部分はしっかりとしたフィジカルが土台となってきますので、技術の半分は体力と言っても過言ではありません。

かく言う私のフィジカルの状態ですが、今年で48歳となりますが、テニスコート内においては、その年齢を自身では全く感じない状態をキープできています。

もちろん、純粋な瞬発力や持久力などは20代のころと比べて落ちていると思いますが、継続的なトレーニングのおかげで実年齢と比べて圧倒的に若くて強い体をキープできています。

先日、本ブログで内でも紹介させていただいた試合でも20代の元インカレ選手相手に体力負けすることなく、勝ちきれましたし、試合の最終盤では、相手選手は両足を痙攣しているようでしたが、私はまだまだ動ける状態でした。

試合終了後、私が相手選手に「今からセカンドセットでしょ?」と言う冗談に対して「勘弁してください。もう無理です。」との返答に周りでは笑いが起こっていましたが、私にとっては試合に勝ったこと以上に気持ちいい瞬間でした。

さて、前置きが長くなりましたが、「成果を上げるためのトレーニング」における大切な考え方についてお話します。

①トレーニングの目的を明確にする

②限界の80%~90%くらいにとどめておく

継続的に行えるよう生活の一部にはめ込む

それでは簡単に説明します。

①トレーニングの目的を明確にする

ベテランのテニス仲間でもトレーニングを行っている人はいますが、中には「目的が明確でない」もっと言えば「テニスの競技力向上に繋がっていない」と感じることが多々あります。

私の場合はトレーニングの目的は「テニスの競技力向上」のためあるいは「健康で若く動ける体を作る」ということを重点に置いていますので、ボディメイクのために必要以上に回数や重量を増やしたり、テニスと関係のない部位を行ったりすることはありません。

より具体的言うと、私のテニスにとっては分厚い胸板や逞しくて太い上腕二頭筋など全く必要ありませんし、競技力にとってはプラスどころかマイナスになりかねません。

私にとって必要な部分は「下半身を中心とした体幹」であったり「バランス力」であったりするので、トレーニングそのものも自然とそれらを高めるためのものになっていきます。

部位的な割合としては下半身(体幹含む)8割、上半身2割といった感じです。ちなみにこの割合はボールに対してどの部位からの力が必要なのかという割合と同様です。

トレーニングはあくまでも成果を出すための「手段」であって、トレーニングそのものが目的ではないということを忘れてはいけないと思います。

②限界の80%~90%くらいにとどめておく

トレーニングにおいて負荷をかけることは当然必要ですが、前述のとおり、私が考えているテニスにおいて必要な筋肉は大きくて太い筋肉ではなく、スピードと持久力を兼ね備えた筋肉です。

そのため、高重量低回数よりも低~中重量高回数を意識して取り組んでいます。また、無理に追い込むこともしていません。

若い選手ならある程度追い込んで、フラフラになる回数まで行ってもいいかもしれませんが、ベテラン選手である私は「絶対にけがをしない」ということが大前提にあって、ケガや過度な疲労蓄積のリスクを負う必要はないと考えています。

ただ、1回のトレーニングである程度の余力を残しておく代わりに、1週間でのトレーニング回数を増やして、トレーニングの絶対量は確保するようにはしています。

③継続的に行えるよう生活の一部にはめ込む

トレーニングは継続して行わないと意味がありません。実際に効果や見た目の変化を実感できるのは、筋肉系で3か月以上、神経系で6か月以上は必要であると言われています。

私は同年代と比べて圧倒的に若くて強い体をキープしている所以は、長い年月をかけてトレーニングを積み重ねてきたからに他ありません。

ただ、私がトレーニングを行うにあたって大切にしていることは「意志の力に任せてトレーニングをしない」ということです。

よくトレーニングの話をテニス仲間とすることがありますが、皆さん一様に「凄くストイック!」と言われますが、私にとってはトレーニングをすることは「歯を磨くこと」と同義です。

「歯を磨く」行為を頑張らないとできない人はいないと思いますが、私にとってそれくらい生活の一部の行為としてトレーニングをはめ込んでいますので、トレーニングをするために意志の力をほとんど必要としていません。

人の脳は変化や不快を嫌い、代り映えしないルーティーンを好みますので、うまく生活の一部としてルーティーン化すれば、継続することが容易となります。

それでは、最後にルーティーン化するためのコツをお伝えします。

トレーニングという心身に一時的に負荷をかける脳にとって「不快」な行為とその後の快の行為(例えばおいしい食事や自由時間など)をセットにして、脳にトレーニングすることは「不快」ではなく「快」の行為であると認識させることです。

そうすれば、やり始める時のハードルがぐっと下がり、やり続けることで、ルーティーン化が確立されていき、継続することで成果が出るのです。

トレーニングはこの世の中にある行為の中で、唯一「万人に成果(成功)が約束されている」行為であり、スポーツで成果を上げたい方や体を若返らせたい方にとってやらない手はないと思います。

ぜひこの考え方を参考にトレーニングをルーティーン化させていただきたいと思います。次回はトレーニングの具体的な頻度や方法についてシェアしていきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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