浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

ちょっと待てよ?

2024-05-17 22:03:00 | お知らせ
今日から、永代供養式個別墓地の工事が始まりました。今日基礎工事をしてくれたので、今月中には1基目が完成する予定になっておりますので、ぜひ、ご覧いただきたいと思います。
どういうわけだか、今月は、ご葬儀が多いのでございます。お坊さんが忙しいのは良いことではございませんが、やはり、多死社会に突入したような気がいたします。
さて、ここ数年の大河ドラマを観ておりますと、私は最初、麒麟がくるの明智光秀の戦国時代や、鎌倉殿の13人の源頼朝の鎌倉時代、その時代背景を見ていると、このような戦ばかりの世の中に生まれなくて、本当によかった。今日のような平和な日本に生まれて、私は本当に良かったと思ったのであります。ところが、ちょっと待てよ?と思いました。仏教は、過去世、現世、来世の3世をときます。私にも、過去世があったのです。ただ、記憶にないだけなのであります。もしかしたら、戦国時代や室町時代や、鎌倉時代のような戦乱の世に生まれ、戦に加わっていたかもしれないのであります。きっと、その時、もうこんな毎日、戦ばかりの世の中は嫌だ。早く極楽浄土に救われたいと思ったはずなのであります。しかし、今も人間に生まれているという事は、戦の世で阿弥陀如来に出会えなかったのです。武士の仕事は、人を殺すことであります。その武士の1番の悩みは、人殺しは地獄堕ちだと言うことであります。その当時の人々は、自業自得という自らの行いによって、次の世が決まるという因果の道理をちゃんと知っていたのであります。鎌倉時代には、今も残る多くの宗派が誕生しました。それは、戦乱の世を平和にするためにお釈迦様が、この世に、高僧をつかわせたのです。人間の姿をとっておられますが、菩薩方なのであります。親鸞聖人もそのお一人であります。その武士の1番の悩みに答えたのは、法然上人であり、親鸞聖人であります。武士を辞める必要は無い、阿弥陀如来の救いに条件は無い。無条件の救いであります。それで武士は救われたのであります。




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