とある肉屋のブログ

いろいろな和牛ブランドの中に、”神戸ビーフ”が埋もれないよう、少しずつ発信をしていきます!

神戸ビーフと血統

2023-10-02 | グルメ

「夏が過ぎたのに、まだまだ暑いな~」と、季節を忘れて過ごしていたら、【スプリンターズS】の文字が・・・!
そう、競馬のG1競走と秋競馬の季節が始まっていました。完全に忘れてた・・・。
競馬をしない方は、ここからはこのブログを読んでも分からないディープな分野のお話になります。(笑)

お店では神戸牛(神戸ビーフ)を扱っています。
神戸牛というのはブランド名で、実際に神戸牛という生きた牛はいません。
神戸牛は素牛となる但馬牛という品種の中から、お肉として出回る時に、特に基準を満たしたものだけを神戸牛・神戸ビーフ・神戸肉と呼称してもよいという、ある一定上の基準をクリアしたお肉にしかつけられないブランドです。
そして、その素牛となる但馬牛が、実は競走馬の血統の世界と同じくらいすごいのです。
なにがすごいのかというと、但馬牛の血は、日本の黒毛和牛という品種の99%に入っていると言われているのです!
これは、競馬界の大種牡馬サンデーサイレンスやノーザンダンサー以上です。
さらに、サラブレッドの三大始祖の一頭ダーレーアラビアンが90%以上なので、但馬牛の血統支配率は、それよりも上なのです!
これで少し、神戸ビーフの素牛となっている但馬牛の血統のすごさを、お伝えすることが出来たでしょうか?(笑)

但馬牛はその純血な血統を守り、兵庫県内で今に引き継がれています。
また、現在でも但馬牛は全国に嫁いでいくことはあっても、血統を守るため、県内で多品種の牛との交配はされません。

血統を守ること、この価値が分かるのは、やっぱりサラブレッドのことを知っている人かなぁと思いました。
興味ある方は、牛の血統についても調べてみて下さい!

ちなみに、写真はお肉屋さんのとなりにある焼肉屋さんで、撮影した希少部位セットのお肉を焼いている写真です(笑)



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