テーマ:ニュース(100555)
カテゴリ:九州の話題
日本では一部の道路や橋を建設する際に、その建設にかかった費用を
通行料で賄い、償却が完了した際には無料開放するという 『料金プール制』を採用するところが多く、 これまで多くの有料道路が無料開放されてきました。 また、高速道路の建設方式も様々なスキームを使用し、 開業当初から無料道路として提供されてきたところもあります。 しかし、交通量の増加に伴って渋滞が激しくなったことで、 片側1車線ずつの2車線で開通した区間では片側2車線、つまり4車線化の工事を行い、 その費用を改修する必要性が出てきました。 福岡市西区から唐津・伊万里・松浦・平戸を経由して佐世保市へ向かう 西九州自動車道は各区間が小規模の有料道路として開通したり、 一部は当初から無料道路として細切れに開通してきました。 その一部区間である佐々佐世保道路は開通当初は無料の2車線道路でしたが、 4車線化工事が行われてこの度完成し、明日から開通することになりましたが、 これに合わせて管理者が国土交通省からNEXCO西日本に変更され、 隣接する佐世保道路と連続して通行する場合は有料となります。 無料区間が有料となるのは極めて珍しいケースですが、 九州では有料道路として開通後無料開放され、 その後再び有料化される道路がまもなく登場します。 それは福岡市と飯塚市を結ぶ大動脈の一部を成す八木山バイパスです。 もともと八木山バイパスは1985年に日本道路公団(のちNEXCO西日本)によって 暫定2車線で開通し、その後交通量の増加に合わせて順調に償却が進んだことから、 2014年に無料開放されましたが、 無料開放されると交通量が倍増し、事故も多発するようになりました。 福岡県では八木山バイパスの4車線化の要望を国土交通省に出しましたが、 通行無料を前提とした税金による整備手段では予算の確保が困難であることから 国土交通省では有料道路として整備することで認可を出しました。 そして福岡市寄りの篠栗IC~筑穂IC間の4車線化に合わせて、 八木山バイパスは今年3月30日から『再有料化』されることになりました。 渋滞の解消や事故の減少、そして道路の維持のためには有料化は止むを得ません。 今後同じようなケースが全国で出てくるのではないかと思います。 それでは、今日はここまで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ----Blo-katsu AD---- ----Blo-katsu AD---- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年03月22日 22時47分34秒
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