イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

二つの椅子を使い分けて楽しく生活をする(1/10 世界を広げて楽しく暮らす)

2021-02-15 | 第一章「意識と知覚」

 書斎を手に入れたのは数年前なのだが、部屋が恒常的に整理されていなかったので、3ヶ月かかったレポート書きが終わってから部屋のレイアウト等をまじめに考えた。今までは手に届くところに重要で利用する頻度の高いものを置いてそれなりに便利であった。しかし、椅子から離れたところに吹きだまり?ができ、意識から離れたモノたちが堆積するようになり、何とも落ち着かなくなってしまった。

 のんびりと考えていたら、部屋には二つの椅子が二つの机の前にあるが、そのうちの一つだけを使いもう一つは物置台になっていたということに気づいた。どうも今までは部屋を単眼点で使っていたようだ。狭い部屋だが二つの椅子を活用して部屋での生活を複眼的に考えると、モノ達(たち)への気配りもよくなり、自分の生活の質も向上するのではと思い、二つの椅子の使用目的を何となく分けるようにした。すると、二つの場所で見える風景に親しみが湧き出し、まず整理整頓がうまくいきだした。整理整頓というと断捨離しか知らなかったが、どうも第二の道がありそうだ。複眼の道というのだろうか。

 そして、椅子の性格がだんだんはっきりしてくる。座る椅子にあわせて例えばバックグラウンドミュージックも替える。一つは真面目に仕事をする椅子。もう一つはのんびりと思索を楽しむ椅子。そして、1-2週間の印象であるが、なかなか良い!

 一つの視点だけでなく二つ、時にはそれ以上の視点を持つことは成熟した世界を創る上で大事だと思う。小説でも一人の主人公だけで物語が展開するのも良いが二人の主人公といったように複数の主人公が登場すると深みが増す。以前の縄文小説では真善美を3人の登場人物にそれぞれ負わせたが、思わぬ展開があって自分でも大きな発見があった。

 さて、生き甲斐の心理学をU先生から20年学んで来たが、その中で特にありがたかったことは自分の生育史を大事にするということだった。いろいろ肯定的に自己分析したり解釈を楽しんでいくと、不思議なほどに自分の生育史が好きになり、それと共に世界がうまく回り出す。

 最近のことだが、さらに歴史上の人物とかよく出来た映画の登場人物の生育史を考えていくと世界が深まって行くようだ。夏目漱石とか石川啄木などの研究も楽しいが、よく分からない縄文時代の祖先の研究も実に楽しい。また、名作といわれる映画も何回も見て鑑賞するといろいろ気づきがある。

 さらに大きな気づきと言えば、U先生が書かれたブログに、ギリシャ神話のナルキソスとご自分を比較分析したときの体験談があったが、極端なナルシストのような人と自分を比較すると普段考えないような心の深層が見え、生育史の一コマ一コマの構造的な意味が見えるようになることは身をもって体験した。

 ナルキソスに恋したエコーが哀れにも身体が消えて木霊になってしまうように、ナルキソスは典型的な自己肯定・他者否定の権化。このナルキストを比較研究する中で自分の自己肯定・他者肯定への道が見えてくるのではないかと最近妄想している。

 まだ、自分の椅子を明確に例えばナルキソスの椅子とか名付けてはいないが、縄文小説を書くときにAのことを書くときはこの椅子とかと決めることもできるみたいだ。何か楽しい。

1/10 世界を広げて楽しく暮らす

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