哲学の科学

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理論を語る人々(8)

2023-01-07 | yy87理論を語る人々


明治日本の成功を追って共産中国、韓国、東南アジア諸国は殖産興業に成功しています。しかし先進国になった日本をはじめ欧米先進国では自分が先頭を走るしかなくなる。過去の成功例に追従するだけの殖産興業理論は使えません。
今世紀の成功産業であるIT産業は自由主義の米国で発展し各国はこれを追随しています。やはりGAFAのように自由闊達で自信満々の野心家による創業を期待するしかないのでしょうか?
自由競争理論
現代の社会は経済の大成功者つまり超富裕層によってリードされているとみる理論もあります。
珍奇なアイデアで風変わりなシステムを売り出しても、たいていの国では政府、会社やマスコミの偉い人たちに叱られます。
そうでない環境、自由闊達の世界にいる野心的な人々。戦後の闇市とか、奨学金や研究資金が潤沢な欧米のエリート大学とか。シリコンバレーとか。アイデアで大いに儲けて金持ちになれば尊敬されてフォロワーが集まる。失敗しても再起できる。資金募集すれば可能性に投資する人が多いという風土。
そのような場で自由競争を勝ち抜く人々が経済社会をリードすることが社会をよくする、という理論があります。自由競争理論です。








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