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追悼 石原慎太郎さん 西村賢太さん -

2023-02-27 21:58:53 | こうしちゃおられん

 直木賞作家の永井路子さん(享年97)、1月27日に死去。この訃報に接し、去年2月、あいついで没せられた石原慎太郎さんと西村賢太郎さんが頭に浮かんだ。

 石原さんは、西村さんに「お互い,インテリヤクザ同志だな」と云っておられたとのこと。

 西村さんは、石原さんの著作を十代の頃から愛読。石原さん逝去の報に、「私が好んだ存命作家は 唯ただの一人もいなくなってしまった。」と、胸中の人,石原慎太郎氏を悼む…。そして、後を追うように五日後に急逝。54歳という早すぎる死だった。


◆石原慎太郎
 1932年生まれ。「太陽の季節」で芥川賞を受賞。1968年,参院選全国区に自民党公認で出馬し,史上最多の約300万票を獲得しトップ当選。1975年に東京都知事選に出馬するが,現職に敗退。1999年に都知事選に再挑戦し,初当選。都知事として4期目半ばの1995年,自主憲法制定を実現するため「命あるうちに最後のご奉公をしたい」として知事を辞職。同年12月の衆院選で国政復帰した。(享年89)

◆西村賢太郎
 1967年,東京都出身。中学卒業後,肉体労働などで生計を立てながら私小説を執筆。2011年に「苦役列車」で芥川賞を受賞。

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 慎太郎さん自伝 「『私』という男の生涯」…愛人・婚外子の存在も明かす…

 昨年2月に89歳で亡くなった石原慎太郎さん。自身と妻の没後の刊行を条件とした自伝を書き残していた。「『私』という男の生涯」の題で、幼年時代をはじめ、文学や政治、女性遍歴などに関して記している。

 私生活では、<私の人生の過半は、のろけではなしに妻の背に負うたものだ>と、3月に84歳で死去した典子さんへの感謝を記す。一方で、自分が<好色>だったと書き、複数の愛人や婚外子の存在も明かした。

 著書の終盤では、自分にとって<最後の未知>だと捉えた「死」について記述。<私は一応の仏教の信者だが、来世なるものをどうにも信じることが出来はしない>と現実主義的な一面を見せながら、<私は人間の想念の力を疑いはしない>と、不可知なものへの共感も記した。

 その上で、生涯を総括し、<私の人生はなんの 恩寵おんちょう あってか、愚行も含めてかなり恵まれたものだった>などと結ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

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