SANGO! キジトラ猫と魚と私

4キジトラ珊瑚・醍醐・苺・林檎の楽しい毎日や猫グッズのお話です
時々旅行・ダイビングについても書いてま~す

「大哺乳類展3」より、鯨偶蹄目の胃を見ます

2024-04-25 12:00:00 | 猫アート
東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展3
今日は「胃」のお話(鯨偶蹄目の胃の比較)です

「草食動物は、主食の植物を消化・吸収するために、胃や腸、そして自らの行動に涙ぐましい工夫を凝らしてきた
 反芻類は、複数の部屋に分かれた「複胃」を持ち、
 微生物や原虫に助けられながら、自らも「反芻」することで植物の消化・吸収を成功させている」
(反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)すること)

反芻する身近な動物は「ウシ」ですね
反芻動物の最大の特徹は、四つの胃を持っていることです


キリン(偶蹄目(鯨偶蹄目) キリン科)
「複胃」を持ち反芻します

4つの部屋のうち、1から3番目は無腺胃で、
微生物や原虫によって植物を分解しています


植物の消化を腸に託した奇蹄類のウマは、人間と同じ「単胃」(胃はひとつ)です
グレビーシマウマ(哺乳綱ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属)

シンプルな構造ですが、盲腸や大腸が非常に発達しました

単胃動物は他にもイヌ・ネコ・ブタ・サルなどがいます


鯨類は水生適応の過程で肉食性となりましたが、
丸のみする獲物を消化するため「複胃」を維持しました

タイヘイヨウアカボウモドキ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科)
太平洋、インド洋に生息するハクジラの仲間で、世界で最も情報の少ないクジラの一種です
大きな主胃から、計7つの部屋に分かれています


アカボウクジラ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科) 
2番目の主胃以降、計13部屋に分かれます

(アカボウクジラ科は1番目の部屋(前胃)を欠くのが特徴なのだそうです)

カバ(鯨偶蹄目 カバ科) 

「複胃」ですが反芻はしません

これは、カバと鯨類が最も近縁である(姉妹関係にある)ことを示唆しています

哺乳類の珍しい胃袋をじっくり観ることが出来て 面白かったです


お刺身と高級食材(特に外国製のお高いウェット)が苦手な、
庶民的な舌を持つ珊瑚

若い頃は2人前でも平気で食べた、
食欲大魔王の醍醐

好き嫌いなく なんでも食べる、
食欲クイーンの苺

準備中に私が床に落としたカリカリを、
ダッシュでゲットするハンター林檎

みんにゃ元気で美味しく食べてくれれば、ね

(動物たちの写真は、過去に私が動物園で撮影したものを使用しています


4にゃんにポチッとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村

こちらにもポチっとお願いします
人気ブログランキング
人気ブログランキング
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大哺乳類展3」より、アルマジロについて調べました

2024-04-23 12:00:00 | お散歩
ようやく新芽が出た 我が家のキングサリ(キバナフジ)
今年は花は無理だと諦めていたのに

蕾が出来ました

遅くなっても小さくても 咲いてくれたら嬉しいな


東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展3
今日は「アルマジロ」のお話です
(ココノオビアルマジロ)

「アルマジロ」はスペイン語で「鎧を着た小さなもの」という意味です
哺乳類なのに鎧のような甲羅で覆われており、天敵から身を守ることが出来ます

この甲羅は「皮骨(ひこつ)」と呼ばれる組織で、骨が丈夫な皮膚に包まれたものです
その硬さは「銃弾を跳ね返した」という逸話があるほどです
(完全に球体になるのはミツオビアルマジロだけです)

乾燥した草原や森林にすみ、夜行性で日中は地下に穴を掘って過ごします
アリや昆虫、ミミズ、爬虫(はちゅう)類などのほかに草の根なども食べます

(スベオアルマジロ)


お腹側にまばらに毛があり、この毛は犬や猫のヒゲと同じように感覚器としての役割を果たし、
お腹の毛の感覚に頼って暗い道を進みます(視力は悪いです)
1日16時間眠るのは、猫と同じですね~


重い甲羅があるのに、泳ぐことが得意なんですって
空気を飲み込んで体を膨らませて浮かんだり、
5~6分間息を止めたまま潜水することも出来るそうです


浴槽に落ちたチビチビ苺は ちゃんと泳げたけど
(私が見てる前で落ちて泳いだので、すぐに引き上げてやりましたが)

他のみんにゃは泳げるかな?

林檎は未だにバスルームに入れないから、
泳ぐなんて夢のまた夢です


醍醐は入浴中にバスルームに入ってきて 浴槽のお湯を飲むのが好き
でも、17~8歳の醍醐ですからね
いつ足を滑らせて落ちるかと ドキドキハラハラしながら見守っていますが…

風呂落ちしたのは 無茶をした若い頃だけです
(狭い浴槽の縁を無理矢理歩いて落ちました)

醍醐と一緒に楽しい入浴タイム
これからも続けられますように


☆アルマジロについては、サイト「アニコムどうぶつコミュニティー」を参照させていただきました



4にゃんにポチッとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村

こちらにもポチっとお願いします
人気ブログランキング
人気ブログランキング
コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大哺乳類展3」より、皮膜を持つ哺乳類のお話です

2024-04-22 12:00:00 | お散歩
東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展3
今日は「皮膜を持つ哺乳類」のお話です

木から木へ滑空する哺乳類と言えば、ムササビやモモンガですよね~

「皮膜」のおかげで危険な地上に降りることなく、
滑空して移動することが出来ます

有袋類ではフクロモモンガ科、チビフクロモモンガ科、リングテイル科
同様な収斂進化は齧歯目でも見られ、
ムササビやモモンガが属するリス科や、ウロコオリス形亜目のウロコオリス類なども皮膜を持っています

※印「収斂(しゅうれん)進化」とは、
「別の分類群の生物が類似した環境に適応した結果、驚くほどよく似た身体的特徴をもつようになること」
  例:サメとイルカ、アザラシとラッコとジュゴンなどなど…
違う種類なのに、同じような見た目になるって不思議ですね~

皮翼目のヒヨケザル
体長は34~42cmとムササビよりも大型です

構造は至ってシンプルですが、
サル?ムササビやモモンガ?コウモリ?
どれが一番近いのでしょうか

最近の研究では「霊長目の祖先に近縁である」ということになったようです

さらに皮膜を発達させた翼手目のコウモリ類は、
自由に飛行することが出来るようになりました

種類は分かりませんが、夕方になると うちの近所でも飛び回っています


大空を自由自在に飛び回るのって 憧れますよね

(↑↓ハロウィンの時の写真を引っ張り出してしまいました)

「わたしは つばさなんて いりませんよ」(林檎)

本棚の上から、時々ムササビのように滑空する林檎です

飛行する姿は飼い主でもカッコいいと思うのですが

写真の腕が追い付かない へっぽこ飼い主です


4にゃんにポチッとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村

林檎にポチッとお願いします
人気ブログランキング
人気ブログランキング
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キングサリ、もうダメかと思ってました

2024-04-21 12:00:00 | ガーデニング
昨年 我が家のベランダにやってきたキングサリ(キバナフジ)

本来ならば もうすぐ開花の時期ですが(写真↑↓は昨年のものです)

昨年の猛暑の影響で、具合が悪くなってしまいました
葉はすべて落ちてしまい、秋になっても冬になっても枯れ木のような状態でした

春になって、新芽のようなものはありますが、
全然成長しません
もうダメだ~と思い、処分しようとしたのですが…

亡き母が購入したキングサリ
夏まで様子を見て、それでも新芽が出なかったら諦めることにしました
すると…



数日前、新芽の先が緑色になり

どんどん葉っぱが出てきました

花は咲かないかもしれませんが

慌てて処分しなくて 本当に良かったです

今年の夏は気を付けなくっちゃ


季節性アレルギーだった珊瑚のグズグズお目目は、
今はほとんど改善しました

醍醐は「食欲の四季」
ちょこちょこですが、しっかり必要な量は食べています

ふたりとも元気なのは嬉しいけれど、
そろそろ添い寝は暑いんだよね~


珊瑚にポチッとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村

醍醐にポチッとお願いします
人気ブログランキング
人気ブログランキング
コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大哺乳類展3」より、歯式についてお勉強しました

2024-04-19 12:00:00 | お散歩
東京・上野の国立科学博物館で開催中の
大哺乳類展3」のお話です

人魚のモデルと言われているジュゴン

口の周りの太い毛は 直径約2ミリ
この太い毛で海草を集めて食べています

ジュゴンの口をじっくり見られるチャンスなんて、
めったにありませんからね


基本歯式(歯の形と数を表す式)について学習します

有袋類 I5/4、C1/1、P3/3、M4/4=50本の歯
真獣類 I3/3、C1/1、P4/4、M3/3=44本の歯
↑いきなり専門的な図式で、全然意味が分かりませんでした

これはI→切歯(前歯)、C→犬歯、P→前臼歯(小臼歯)、M→後臼歯(大臼歯)
そして総歯数を表しているそうです
(左右同数なので、片方の歯数だけをカウントしています)


哺乳類の歯の数は基本的には44本
例えばイノシシは前歯3/3、犬歯1/1、前臼歯(小臼歯)4/4、後臼歯(大臼歯)3/3、合計44本です

でも、食肉目イヌ科(真獣類)のオオカミギツネの歯は46本以上
その理由は、砂漠でかたい昆虫類を捕食するためです

ヒトは、前歯2/2、犬歯1/1、小臼歯2/2、大臼歯3/3、合計32本(親知らずを含む)です


イヌは前歯3/3、犬歯1/1、前臼歯4/4、後臼歯2/3、合計42本
ネコは前歯3/3、犬歯1/1、前臼歯3/2、後臼歯1/1、合計30本

歯の数では犬の方が多いけれど、ネコの前臼歯の割合は非常に大きく(大きな肉を切り裂くため)、
ネコの方が肉食に特化していると言えるのだそうです

食性に応じて歯の数や形が変化するなんて、
難しいけど楽しい発見でした

苺は食いしん坊だけど、おちょぼ口なのかゆっくり食べます
林檎はパパっと素早く食べて、さっさと遊びに行きます

食べ方にも個性があって 面白いですよ~


林檎にポチッとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村

苺にポチッとお願いします
人気ブログランキング
人気ブログランキング
コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MIXキジトラ猫

1日1回 ポチッとよろしくです! にほんブログ村 猫ブログ MIXキジトラ猫へ
にほんブログ村