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カテゴリ:朝ドラ-4>わろてんか~おちょやん
以前、何かで宝塚に関するエピソードを読んだのだが
多分『ベルサイユのばら』舞台でのこと 決闘シーンで剣を抜いたら刀身がすっぽ抜けちゃって 仕方ないのでそのままエア剣で戦ったのだとか― 千代の場合は剣そのものがなかったわけだから 和解に繋げるというアイディアは面白い。 まさに 「彼らは剣を鋤に、槍を鎌に作り変える。 国は国に向かって剣を振り上げず 彼らはもはや戦いを学ばない」(イザヤ書2章4節) …ひじゅにですが何か? 「僕と友達になろ」by千代 ↑台詞覚えは良いけれど台詞回しは酷い(笑) 千代が主役として舞台を成功させるには 本当の意味での初舞台だった道頓堀での出来事と同じく 何か気の利いたアドリブを繰り出すしかない …というのは想定の範囲内。 つーか、決定事項。 予定調和。 であれば、どんなアドリブにするのか? 全体をどんな風に料理するのか? …が、今日の見どころだったわけで おお、そう来たかい! …と、ひじゅに的には なかなかに楽しい回だった。 まずはツンデレ千鳥さん。 まだ「デレ」までは行ってなくて、その気配が仄見えてきたって程度だったのが 今日は遂に千代を訓練するという、彼女的には多分デレ中のデレを発揮。 薙刀まで渡してくるし。 何と言っても芝居のことだからね。 「芝居、甘く見るのもいい加減にしなさい!」 手を貸す直前まで大福(饅頭?)を食べていたことが象徴的? だって、甘いものだから(笑)>ぉ 台詞回しをどうこうするまでの時間はなく 発声に特化した訓練なのが良かったと思う。 自分のダメダメさを自覚しつつも舞台は絶対に行うと千代に決意させたのは 『正チャンの冒険』を楽しみにしてくれる人々の顔が浮かぶから。 「これまで道頓堀で舞台の表と裏見てきて どんだけ自分が無茶なこと言うてんのか分かってるつもりだす」 舞台を夢中で観ていただけでなく 天海天海一座の舞台裏での苦労を直に目にしてきたわけだものね。 座長が突然亡くなったり、代役が工夫を凝らして頑張っている様子や 座長の息子の心境の変化…等々。 千代が舞台に立つ羽目になったアレコレも、勿論。 そういうのを体験してきたからこそ舞台を取り止めることなど考えられない。 それがどんなに難しいことかは承知の上で それでも客をガッカリさせたくない、寧ろ楽しんでもらいたいという思いが勝る。 そして、クライマックス。 「ほんまは寂しかったんやろ」 「今迄、辛いことばっかりやったかも分からへんけど 大丈夫!だんない!」 昨日、進太郎君の気持ちを察したり 千鳥さんの苦労話を聞いたり それに自分の過去を重ね合わせて涙したりした全てが ここに集約したってことだね。 千代のこうした特質が 千代の芝居に反映させていくのだろうな… 技巧よりも、心が彼女を女優にしていくのかもな… とは思ったのだけれど 今回の舞台に直接関係してくるとまでは読めなかった。 まあ、ひじゅにが鈍いだけのことですが(笑) これらがあるから、千代は代役を引き受け これらがあったために、あのようなアドリブができた。 うん、なかなか良い纏まりだ>エラソウ ハプニングでヒロインが主役をゲット! 力を発揮して舞台は大成功! さすがヒロイン! そこに痺れる、憧れるぅ! …という、ご都合主義な流れではなかっただけでなく 千代の今迄の人生の積み重ね 出逢った人々との心のふれあい 辛い思いをしている人々を楽しませたいという思い それらが込められた芝居というもの… そうした全てが凝縮されたオチは、なかなかに感動的。 それに 下手な台詞=標準語 思いを込めたアドリブ=いつもの関西弁 というメリハリも分かり易くて面白い(笑) まあ、素を出しちゃったってことで 道頓堀での初舞台とリンクするわけだけど(笑) でも、あの時は全く個人的心情を吐露してしまったのに対し 今回は舞台を何とか形にするためであり、客のためでもあるから 一歩進歩したと言えるかも。 ただ… 翌日からは、どちらのエンディングにするんだろう? そこがちょっと気になる(笑) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3808-a49bc357 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 大福 ともだちになろうよ 腹式呼吸エクサロングピロピロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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