フローレンス・プライス： ①交響曲第１番ホ短調（1932） ②交響曲第４番ニ短調（1945） ジョン・ジーター（指揮） フォートスミス交響楽団 録音：2018年5月13-14日アークベスト・パフォーミング・アーツ・センター、フォートスミス （NAXOS 8.559827） 結局ジーターが指揮するプラ…

今日は本当に久しぶりに、セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏するブルックナーの交響曲第9番を聴きました。1995年9月10日のライヴ録音盤です。 ブルックナーの交響曲は晩年のチェリビダッケが最も好んで演奏したプログラムで、それらのコンサートのチケットを入手するのは…

ブラームス交響曲第1番第2楽章で「コンマスのソロ」と呼ばれがちな箇所について、楽譜と演奏者の視点から感じる違和感を綴りました。派手さより均衡を選ぶ理由についての雑記です。

2025年12月17日 今日は何の日か 飛行機の日 1903年のこの日、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホークで、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が動力飛行機の初飛行に成功した。 この日には4回飛行し、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で飛行距離は256mだった。 歴史1164年後白河…

〝歌曲王〟といわれるフランツ・シューベルトについては、先月記事にしました。（↓） 『歌曲王』学校の音楽室には多くの作曲家の肖像画が壁に貼られていましたが、大抵の場合ベートーヴェンの隣には、眼鏡をかけた穏やかな顔の フランツ・ペーター・シューベルト …ameblo.jp 今日はそこで予告（？）した、…

（大工、じゃなかった第九！） 年末になると、多くのオーケストラがベートーヴェンの第九をやりますね。 合唱付きで、今の言葉で言えば映える（ばえる）曲 (^o^) 皆さん、すきですねえ。という私も27日に関西フィルの第九特別演奏会を聴きに生きますけど (^_^;) （じゃあ第１０番はどうだ） ではその…

Tschaikowski Symphonie Nr. 4 f-Moll op.36 ミュンヘンのコンサートについてまだあまり纏めていない。初日のマティネーの絶賛の批評は幾つか出ている。それについて改めて触れるほどの事は無い。精々、バイエルン放送協会のライプホールト氏が定年の様でその最後の評として書…

カール・ニールセン 比較的最近の作曲家ですね。 現代音楽してないのが好感持てます（笑） 吉松隆と同じく現代音楽大嫌い（笑） ストラヴィンスキーは別だけど。 なんだ、マルケヴィッチにぴったりの曲ですね（笑） マルケヴィッチの強烈なリズム感と切れ味がたまりません。 四楽章Allegro https:/…

録音時期：1999年6月24日 録音場所：ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー グーグルAIがブルックナー6番は ヴァントが生涯愛した曲って言ってるけど 本当かなぁ？ 初耳だぞ。 NDR盤より、録音がイイね！！ 細かいパート丸聴こえです。 NDR盤は音が団子です。 素晴らしい5番の後で制作され…

1) モーツァルト：交響曲第40番ト短調K.550 ［録音］1991年1月17日、ミュンヘンでのライブ 2) シューベルト：交響曲第5番変ロ長調D.485 ［録音］1997年2月18-23日、ミュンヘンでのライヴ 相変わらず完璧主義ヴァントの仕事ぶりです。 NDR北ドイツ放送交響楽団と比べると、オ…

今では札幌の夏の恒例行事ともなっているPMF（パシフィック・ミュージック・フェスティバル）は1990年、レナード・バーンスタインの提唱によって始められました。 世界の音楽界を代表する大指揮者であり「ウエストサイド・ストーリー」など優れた作品で知られる作曲家であったバーンスタインは、また後進の若手音…

こんにちは、音楽評論家の和田大貴です！ 今日は2025年12月16日、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの誕生日。1770年生まれの巨匠は天国で255歳をお祝い中でしょう。そんな記念日に、ヘルベルト・フォン・カラヤン＆ベルリン・フィルハーモニカーの1981年10月28日、東京公演のベートーヴェン…

え〜〜と、非常に辛口レビューなので ファンの方は自己責任でお読みください。 不快になっても責任は取りません。 久しぶりにダメダメなベートーヴェン交響曲全集を聴きました。 指揮者がまだ若いって言えば それまでだけど 2026年ニューイヤーコンサートによく選ばれたよねって 思いました。 まぁさっきも書…

れっきとした交響曲だが、スポーツ的快感に浸らせてくれる作品がこのサン=サーンスの手になる《第3番》だ。 サン=サーンスは、音楽だけでなく天文学、詩作、哲学、考古学にも関心を持ち、旅行作家としてはベトナムにまで足を伸ばすほどの多芸多趣味で好奇心旺盛な音楽家であった。 この交響曲にはそうしたサン=サー…

「楽聖」と称される作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの誕生日は、1770年12月16日とされています。 ただし、正確な出生記録は残っておらず、12月17日に洗礼を受けた記録があることから、「12月16日生まれ」と考えられるのが一般的です。 なぜ12月16日が誕生日とされているのか 18世…

TOKYO MX「アンコール！都響」より TOKYO MX「アンコール！都響」 ＃44 ショスタコーヴィチ：ピアノ協奏曲第２番,交響曲第５番 #TVer #アンコール都響https://t.co/gJqMbfIjeS ...

これは、全音楽ファン、ベートーヴェン愛好家に聴いて欲しい全集である。こんなにも瑞々しく、力強く、真摯でいながら愛らしいベートーヴェン全集は稀だからである。 古楽器ブームの台頭から、「ワルターは古い」というレッテルの貼られた時期もあり、筆者自身そんな風潮に踊らされる愚も犯したが、今、改めてまっさらな…

ジェラール： ①交響曲「ペドレルへのオマージュ」（1941） ②チェンバロ、弦楽と打楽器のための協奏曲（1956） マティアス・バーメルト（指揮） BBC交響楽団 ②ジェフリー・トーザー（チェンバロ） 録音：1998年5月7-8日、1997年12月4-5日（①の第３楽章のみ）、ブラックヒース・コンサ…

先週の土曜日には、富士山静岡交響楽団によるベートーベン交響曲第九のコンサートに行ってきました。大迫力で、よかったですよ～と生徒たち。最後の合唱では、学園に合唱指導をしてくれている戸崎先生の声が、はっきりと聞こえてきます。先生は、歴史ある合唱団である青葉会および、静岡県民から募集した合唱を率いています…

ベートーヴェンは皆大歓喜の後、否、同時的かも知れないが、いわゆる涅槃の境地に入っていったように思われる。おそらく当時の聴衆のほとんどは理解できなかったのではなかろうか、ピアノ・ソナタにせよ、あるいは弦楽四重奏曲にせよ、ある意味難解とはいえ、一旦腑に落ちたらば生涯の至宝になること間違いなしの作品たち…