10年ひと昔という。時間の経過はまさに矢のようだが、たぶんあれ以来耳にしていなかった音盤を久しぶりに聴いた。 2015年5月30日 マゼール指揮ベルリン・フィルのラフマニノフ交響曲第2番を聴いて思ふ 曇り空から顔を出した太陽が、その光がとても眩しかった。小春日和とも違う、何だか生温い空気に3月末の…

Schwarzwald hinter Deidesheim ブラームス交響曲一番のシュタインバッハのコメンタールの一楽章に目を通した。殆どアナリーゼに近い、それ以上に創作の本質的なところを突いている。然し自分の中で落とし込むにはもう少し時間がいる。それでも同じアーベントロート指揮の演奏を聴いてもど…

先日の第2045回、 『Ｎ響第2045回定期公演～ジャコー＆ブロムシュテットのグリーグ・ニルセン・シベリウス』10月10日(金)、3か月前に98歳（！）となった桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による、 『そうだったーっ！』 今日は2025年7月11日(…ameblo.jp第2046…

2025/10/26（日曜日）天気、くもり朝食。カフェオレ。ヘルパーさんが使う掃除機の充電をしました。都営バスに乗って、錦糸町で下車しました。錦糸町マルイで、お買い物しました。焼肉のワタミで、バリュー定食のランチ。石焼きビビンパ定食にしました。1628円。ホットペッパーグルメで500ポイント使用、…

これまでは、「アルルの女」第１組曲、第２組曲、そしてオペラ「カルメン」の４つの前奏曲は、クリュイタンスの指揮したものが名盤の誉れ高かったが、この盤を聴いてみて驚いた。 ダイナミックな部分（「アルルの女」第１組曲の〈前奏曲〉の前半、〈カリヨン〉の前半、第２組曲の〈ファランドール〉など）は、他の指揮者…

今回は１９９５年に録音されたアルバムをご紹介。朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏。４月２３日の録音です。この日は会場に行けませんでしたが、１９９３年に定期演奏会で聴いたことがあるのでまあええかと思ってました。でも実際は大違い。格調高い演奏に加えてザ・シンフォニーホールでの演奏ということ…

・ブラームス：交響曲第３番・ブラームス：交響曲第４番 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音：2022年ライヴ（３番）2023年

Meininger Tradition ブラームス交響曲一番、11月3日に再演となる。急いで、指揮者ペトレンコが参考としたと語るアーベントロート指揮の録音を聴いた。今迄は時間もなく9月初めにルツェルンで聴いた演奏そしてその進化形のベルリンでの音楽祭での生中継の記憶の上書をしたくはなかったからだ。然…

また一段と寒くなってきました。昨夜札幌は初雪、とニュースで言っていました。もっとも朝には白い物はまったく見えませんでしたが雨が続き暗く寒い一日のスタートでした。 こんな日に似合うのはやはりブラームスかな（笑） 昨日ワルター/ニューヨーク・フィルのモーツァルト39番について書きましたが、実はワルター…

【クラシック】心に響く、名盤をじっくりと聴こう 名盤1〜100 右下も関連おすすめリンクです。後程、見て頂ければ幸いです。 Jazz おすすめ 名盤 楽しい方 向け Jazz おすすめ 名盤 初心者の方 向け Jazz おすすめ 名盤 ロマンチックな方 向け Jazz おすすめ 名盤 寂しい悲しい方…

これは素晴らしい名演だ。 ウィンナ・ワルツを収めたＣＤは数多く存在しているが、本盤は、その中でも最も魅力的な名演の１つと言ってもいいのではないだろうか。 どの曲も大変優れた演奏で、出世街道を驀進し、欧米を股に掛けて演奏活動を行いつつあったケンペの自信に満ちた音楽作りが味わえる。 立派な演奏だし、オ…

ぶっちゃけブラームスって苦手。 ブルックナー派だしね。 ３大Bってバッハ、ベートーヴェン、ブラームスだけど ブラームス外してブルックナーにしてよって思うんだけどね。 ヴァントが振ったから、ブラームスは聴いたよ。 もちろん聴き比べも結構やった。 ヴァントのブラームスは辛口ブラームスです。 もっと甘口…

フランシス・プーランクの周辺。一昨日の投稿の続き。 2025年10月21日 デュトワ指揮モントリオール響 フランク 交響曲ニ短調（1989.5.25録音）ほか これら3人の大作曲家に加え、もう一通、アルベール・ルーセルによる長文の返信が残されている。ルーセルの手紙は、「私がフランクの才能で最も感動…

ちょっと前投稿したブルーノ・ワルターの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をテーマにした記事をフェイス・ブックにシェアしたところ、「細かい部分の優しさというか温かさというか、なんとも言えない柔らかな雰囲気に包み込まれるような気分になります。ワルターの微笑みが見えるようで～」と言った私の感想に対して…

今日の1曲は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の「交響曲 第41番 ≪ジュピター≫」です。ハルトムート・ヘンヒェン＆カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団の演奏です。モーツァルトは、1756年1月27日、ザルツブルク（現在はオーストリアの都市であるが、当時は神聖ローマ帝国領）…

・ブルックナー：交響曲第１番（リンツ稿）、ヘルゴランド ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音：1996年（交響曲）1992年ライブ（ヘル

久しぶりにチャイコフスキーの「悲愴」を聴いた。この、聴き尽くした感のある交響曲の「暗鬱な側面」を内省的に描くムラヴィンスキーの解釈が、作曲者のおそらく無意識の慟哭の表情（そういう側面ということ）を反映するようで実に感動的。1960年の欧州ツアー時に収録されたものではなく、1956年のツアー時のDG…

洲本市で20年ぶりの「洲本第九」開催 洲本市文化体育館メインアリーナしおさい館（洲本市塩屋）にて、ベートーヴェン交響曲第9番(合唱付き)演奏会「洲本第九」が、2025/12/10（水）に開催されます。 ... Copyright © 2025 いいね淡路島！イベント情報＆ニュースまとめ All Ri…

コンサートホールの舞台に、オーケストラの面々と指揮者が現れる。客席は満席だ。拍手が鳴り響く。指揮者は客席に深々と頭を下げた後、オーケストラの方を向き、タクトを構える。心地よい緊張が走る。そして演奏が始まる。第四楽章まである交響曲だ。演奏は順調に進み、やがて、第四楽章に差し掛かる。すると、舞台の中央…

セバスティアン・ヴァイグレが振ると、読響はよく鳴ります。その演奏にsaraiは衝撃を覚えました。前半はグリンカの幻想曲「カマリンスカヤ」を見事に演奏した後、若手チェリスト、北村陽が登場して、ハチャトゥリアンのチェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディを演奏します。これは素晴らしい演奏です。北村陽…